忍者ブログ
フラロビのSS置き場。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


バルジモアではノリノリで四肢の付け替えを行ってそうだが、トラウマではないんだな。


※R-18。


ホント、廃船では食事をどうしてたんだろうなー、と思えば、何も食べず脇目も振らず不眠不休で自分の骨ばった身体を改造しているフランキーに行きついて、ロビンとはまた違う闇を見た筈なのに、精神を病んでないアニキに尊敬する。
裏の顔、と言いながらも闇か光かと問われれば、太陽のような。
強い人なんだな、と心底思う。


++++++++++





34. Intermission 青年よ我に帰れ


「これ……ロビンが口で楽にしてくれる…」
『飴』の味を想像しただけで、フランキーの内圧が高まった。
全身が高熱を発しているような気がする。
ロビンは「いいわよ」と言った。
「次の大問、全問正解したら…ね」


問題に無言で取り組むフランキーのペン先が震える。
どうしたって、邪心のせいでまともに問題に取り組めない。
ロビンの唇が自分の肉を咥えるのかと思うと、気は急くばかりで問題が頭に入らない。
案の定、「あら、残念」と、レ点を喰らう。
「問題をこなせない悪いコには『鞭』、だったわね」
「『鞭』って」
何をするのかと思いきや。


肩で呼吸するフランキーの目の前で、ロビンがひとつひとつ、ブラウスのボタンを外し出した。
ひとつ、外れるごとに広がって行く白い楽園。
中程まで外したところでブラウスの襟ぐりを少し広げると、ブラジャーの黒いレースの上半分が姿を現した。
こぼれ落ちそうなくらい大きな乳房がふたつ、手を伸ばせば揉める場所で淫靡に揺れている。
これの一体どこが『鞭』なんだ?
反射的にフランキーの手が伸びた。


「こら」
触れる直前で、ロビンがフランキーの手を捕まえた。
しかし、ロビンはその手を勉強に戻すのではなく、自分の腿の上に誘引する。
フランキーの手の平に伝わる、シルクストッキングの滑らかさ。
ロビンはゆっくりと、武骨な指をスルスルと上方に移動させ、ストッキングとスカートの隙間にほんの少しだけ滑り込ませた。
指先にガーターベルトが当たる。


ぐっと指を伸ばすと、ロビンの太腿の肌に直に触れた。
普段は誰の目にも触れない、ハリのある肌。
絹の触り心地よりもずっと、フランキーの欲情を誘うそれに更に触れようと、指を蠢かす。
すると、
「ん…」
とロビンが身を捩らせた。
短く微かだが確かに聞こえたロビンの甘い女の声に、フランキーがバッと顔を上げる。
でも、目を合わせるのは顔色ひとつ変えていない、才女の顔。


す、とフランキーの手は抜かれ、テキストの上に戻された。
いつの間にか、着乱れていた筈のブラウスも元に戻っている。
蛇を更に生殺す『鞭』。
フランキーの男根は今だかつてない強圧状態にギチギチと音を立てんばかりに、のた打ち回る。
心臓は早鐘を打ち、理性を自己制御するので精一杯で、もう、言葉も出ない。
青息吐息のフランキーにロビンが囁いた。


「フランキーが私にこんな恥ずかしい想いをさせて、自分の欲求を満たそうとするから。いいわ、こっちから挑発してあげる、って思ったの」
ロビンが膝と膝を擦り合わせる。
「楽になりたい?」
フランキーはコクコクと頷く。
「もう…暴発しそうね。痛い?」
もう一度、頷く。
「限界かしらね。ではラストチャンス。次の大問に全問正解なら、『飴』。一問でも間違えたら、授業終了、自分で何とかしてね」
フランキーは震える指で鉛筆を取り上げた。


数分後。
どうやって問題を解き切ったのかは覚えていない。
ただただ朦朧とした視界の中で、限界をオーバーランして無心だったのは確かだ。
「ホントに…いいの…」
「約束だもの…」
奇跡的に、フランキーは『飴』を勝ち取り、ロビンがフランキーの両脚の間に跪いていた。
「沁みになっちゃってるわよ、ここ…」


ロビンはフランキーの膨張しきった肉幹に海パンの上から舌を這わせた。
コリコリと食むようにして、付け根から突端までを甘噛みする。
徐々に海パンが、フランキー自身に沿って色を変えていく。
濡れた布地がところにより温かかったり、冷たかったりして、奇妙な刺激をフランキーに与える。
「た、頼む、ロビン。も、焦らさねェで…直接、咥えて欲しい」
「しょうがないコね」


ロビンが海パンを口で引っ張り、出口を示すと、その僅かな隙間から男根が飛び出した。
臍に張り付きそうなくらいにいきり立ったそれは、怒張した血管が走り、ビクビクと猛っている。
今にも皮が裂けそうなくらいに張りつめた亀頭は、透明な先走りを幾筋も垂らしていた。
「何をそんなに…期待しているの…?」
ロビンが指の腹で鈴口から溢れた粘液を擦り、広げていく。
ユルユルと滑る細い指の感触に、フランキーは自分の腰に電流が走ったような心地がした。
「た、のむよ、ろ、び…」


忍耐と我慢のし過ぎでフランキーの脚がガクガクと震えている。
「フランキーの…大きいのね…凄く、硬い…」
ロビンはこぼれた髪を耳に掛けながら、鈴口に唇をつけ、ちゅう、と音を立てて吸い上げた。
ようやく与えられた生温かな湿り気に、フランキーに上体が大きく揺れた。
亀頭をすっぽりと咥え込み、口の中で舌先が、カリや裏筋にチロチロともどかしい愛撫を繰り返す。
ロビンが大量に垂らした唾液が肉茎を伝い、それを潤滑剤に細い指がヌルヌルと滑る。
リズミカルにフランキーを扱き始める。


「う…うゥ…」
椅子の座面を握るフランキーの指が力み、ミシミシと音を立てた。
ロビンが喉の奥までフランキーを呑みこんだ。
ロビンの綺麗な唇が己の肉棒を咥え、滑らかな頬を凹ませて美味しそうに吸い上げる。
エロに興味なさそうなインテリ女が見せる、淫らな顔。
眼下に展開されるこの絵ヅラだけで、頭の中が真っ白になる。


ロビンに罪悪感を覚えることはなくなったけれど、そこはかとない背徳感は残っている。
背徳行為に快感を覚えることは、決していいことじゃないけれど、気持ちいいことは認めざるを得ない。
フランキーの男根に夢中でしゃぶりつくロビンの膝が開き、丈の短いスカートは上方に捲れ上がった。
黒いガーターベルトと、悩ましい程に白い太腿。
更にその上にあるのは、ロビンのもうひとつの、いやらしい口。


せっかくの、滅多にない『飴』の味、
長く楽しみたいけれど、無理。


「ロビン!」
フランキーはロビンの口から己を引き抜くと、その身体を抱え上げた。
ダイニングテーブルの上に、押し倒す。
倒された勢いで、ロビンの大きな乳房がゆさゆさと揺れた。
「ふ、フランキー」
突然の攻守交代劇に慌てふためくロビンの脚を割る。
フランキーはロビンのスカートを手荒くたくしあげると、黒いショーツに手をかけ     


**********






「どわああ、ダメだッ!それ以上は進めねェッ!」
フランキーは頭をバリバリと掻いた。
フランキーの、ロビンを肴にした妄想はいつもフェラチオで止まってしまう。
いつまで経ってもそれ以上先に進めない。
しかも服を脱がせない。
しかも、どうしても、能動的になれない。
キスにしても、愛撫にしても。
「もお…受け身だったら、って…ワケ分かんねェ、この乙女っぷり…」


女なんて、何人抱いたかも覚えてないくらいなのに。
それがどうして、事、ロビンだとこうなってしまうのか。
何でこんなセックスを夢見る男子中学生みないな妄想しか出来ないのか全く理由が分からない。
そんな幼稚な妄想でも、オナニーが、それも滅法気持ちいいオナニーが出来てしまう自分もまた理解不能。


「ま、何にしてもだ」
イメトレは充分ではないだろうか?
脳内でシミュレーションは何度も行った。
後は、ロビンに了解してもらうだけ。
期末試験のご褒美に、『スーツ姿の家庭教師』を!
「うむ…フェラは無理だとしても、ちゅう、くらいはしてもらいてェ…」
下心いっぱいの青年はロビンの元に向かう。


フランキーはお願いした。
期末試験で目標が達成出来たら、ロビンからご褒美が欲しい。
フランキーは切にお願いした。
「一度でいいから、スーツ姿で家庭教師!」


だけれど。


ロビンに真顔で
「嫌よ」
と言われた。
現実のフランキーはそれ以上追い縋ることが出来ず、スーツ姿の美人教師の夢は潰えた。




next
この記事にコメントする
Name
Title
Color
E-Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
Kuu
性別:
女性
自己紹介:
しばらくフラロビ妄想で生きていけそうです。
人型の何かです。

     
PR
Template "simple02" by Emile*Emilie
忍者ブログ [PR]