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フラロビのSS置き場。
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そろそろ佳境かな。


※R-18。


フランキーが自分用の人工皮膚を作るに当たって、素子の皮膚触素程の高感度スペックを考慮するのか、っていうとどうなんだろうか?
男ってぶっちゃけご立派様が気持ち良ければいいっていうか、むしろ女が気持ちよがればいいっていうか、感度があるに越したことはないだろうけど。
フランキーの場合はとにかく強度が第一義…かと思いきやニップルライトとか、自分の身体で遊んでるからなぁ…性的な感度はそれ程でもない筈の身体がロビンちゃんにだけは反応、とかがいい。


++++++++++






80. Reset -I'm feeling you. (2)-


フランキーにほんの少しだけ、キス出来れば満足だった。
だから、軽く触れたらすぐに身を起こすつもりでいた。
これでもう、充分だった。
短い時間でも、思いの丈をこめて愛するひとにくちづけることが出来たから。


ロビンはゆっくりと唇を離した。
フランキーと距離を取りながら、その感触の余韻に浸る。
すると唐突に、彼女の身体は強い力で引き寄せられた。
何が起きたのか分からないうちに、ロビンはフランキーの両腕に抱え込まれ、熱い唇を重ね合わす。
「…ッん…んぅ…」
ロビンは発作的に逃れようとするも、フランキーの戒めを彼女の力で振り切れる筈もない。


唇が重なった刹那から、フランキーの舌が伸び、ロビンの歯列を割った。
下方から掬い上げるようにしてフランキーの舌がロビンのそれを絡め取り、彼女の口内を弄った。
頭の中が真っ白になる。
フランキーの、熱のこもった濃密なキスにロビンの身体から力が抜けていく。
これではいけないとロビンが逃げれば、フランキーは首を伸ばして追いかける。
そのうちに、フランキーの片手で頭骨を、もう片手で腰をしっかりと押さえられ、退路を断たれた。


懸命に止めるように声を出そうとしても、フランキーの舌に阻まれた口元からは切なそうな喘ぎ声しか出ない。
鼻から抜ける、自分で聞いていても嫌になるくらい、甘ったるい声。
唇の間から垂れた自分の唾液をフランキーが吸い取り、呑み下す音に目眩がする。
どうしてこんなことになってしまったのか。
渾身の力を込めて、両手でフランキーの胸を押し返しているつもりなのに、硬い筋肉に合わせた乳房は柔らかく潰れたまま元に戻らない。


フランキーの手の平がゆるゆるとロビンの背中を撫で上げた。
「…ん…っ…」
びくり、とロビンの背中が反り返り、息を呑む。
愛しい男の温もりが移動しただけで反応してしまった自分に、ロビンは激しい羞恥を覚えた。
息苦しいくらいに、血潮が身体中を駆け巡っている。
フランキーの手指がロビンの身体のラインを確かめるように、そして冷えた身体を温めるかのように、辿る。
その度に、ロビンの身体は自然と捩れてしまう。
翅をもがれた蝶のように。


フランキーがロビンの身体を抱えたまま、カウチの上で反転した。
ギシ、という大きな音とともに天地が逆転し、フランキーに圧し掛かられる。
いよいよもってロビンに逃げ場はなく、首を傾けるフランキーの舌は更に深く、容赦なく、ロビンの口腔を犯した。
熱い肌、苦しくも心地よい重み、絡まる舌、鼻腔を満たす愛しい男の匂い。
フランキーの全てに応えてしまいそうになる。


フランキーと、こんな濃厚なキスを交わしたくて交わしたくて、ずっと夢を見ていた。
でも、いざとなると本当に、フランキーと肉欲の滾るくちづけを交わしていいものなのか、今も尚、分からない。
快楽に激しく追い立てられて、冷静に物を考えられない。
本当に、これではいけない、判断が出来ないままに流されてしまう。


フランキーの唇がようやく離れ、唾液の糸を引きながら、その舌先がロビンの首筋へと滑って行った。
「放して、フランキ…、も…止して…」
酸素を求めて喘ぎながらも、制止を懇願する。
「お願い、フランキー、放し…ッう…」


ロビンの首に熱い息がかかり、食むような口づけを受ける。
ロビンは与えられる愛撫に耐え切れず、言葉が途切れた。
フランキーの胸の下で身体をくねらせながらも、その厚い胸を拳で突いた。
「寝惚けてるの?私を、誰かと、間違えて…」
ロビンが必死に訴えると、彼女の身体を押さえるフランキーの手に力がこもった。


「人違いよ、フランキー…ね、だから…放して…っや…」
肉食の獣がするように、フランキーはロビンの白い首筋を濡れた舌でベロリと舐めた。
「あ…ぅ…」
全身を駆け下る快感を、ロビンはきつく目を閉じ眉間に皺を刻んでやり過ごす。
項を生温かな唾液が垂れていく感覚に、ロビンの身体がふるふると震えた。
フランキーはロビンの耳の付け根に所有印を赤く刻みつけながら思う。
馬鹿だなロビン。
おれが誰と、ロビンを間違えるってンだ。







触れることをずっと堪えてきた。
ロビンのために我慢して、ギリギリの崖っぷちで膨らむ想いを抱えて、永いこと途方に暮れていた。
ロビンのために我慢していたのに、そのロビン自身がキスでおれを崖へと突き落としたのだから、おれは喜んで抗わず、真っ逆様に墜落しよう。
想いを解放して、己に科した戒律と一緒に堕ちるところまで堕ちよう。







フランキーは逃がれようとするロビンの身体を長い手足で巻き取り、その自由を封じた。
「ロビン…」
男はふくよかな耳朶を弄り、耳元で名を囁く。
女は首を振り、弄る舌から逃れた。
「止めて、フランキー…くすぐったいわ」
身体から力が抜けていくのを必死で留め、理性を掻き集め、強がりを口にする。


今度は大きな手でがっしりと掴まれ逃げる術のない耳朶に吸いつかれる。
ちゅ、と耳朶が鳴り、自分の身体を欲しがる男の息遣いが間近に聞こえた。
外耳をもどかしく舌先で嬲られれば、あられのない声が突き出されそうになり、顎が上がった。
フランキーはその顎を齧り、相手の唇が自分のそれと重なるように捩り向けた。


顎をしっかりと捕えられ、再びロビンの口腔に肉厚の舌が捻じ込まれる。
噛みつかれるような口づけ。
まるで犯し尽くそうとするかのように奥へ奥へと挿し込まれた男の舌に、女の舌は容易に巻き取られ、今度は男の口腔への誘われる。
呼吸を求め、ずらされた唇の隙間でかすれた会話を短く交わす。


「ロビン…」
「止め、て」
「こっち見て」
「……」
「おれを見て」


一瞬の隙にロビンは光源から顔を背け、クッションに顔を押しつけて、懸命に乱れた呼吸を整えた。
「本当に…止して」
「止めて欲しけりゃァ、顔、見せて」
更に深く、顔を背ける。
「ロビン」
フランキーに両手で頭を押さえられ、強制的に向かされた。
ロビンは出来る限りの抵抗を試みたけれど、元より力で敵う筈もなく。
ロビンは極間近でフランキーと顔を合わせた。


フランキーが見たロビンは、今まで彼が見たことのない表情を浮かべていた。
姉としての顔でもなく、年上の女性としての済ました顔でもなく、才色の際立った高嶺の花な顔でもなく、いつもフランキーを悩ませた涼しげな顔でもなく。
余裕の全く感じられない、ジレンマに苦しむ女の顔だった。
感情を理性で押し留めつつも、その濡れたような瞳には滾る情欲が透けている。


ロビンは自分の中で、これまでずっと懸命に積み上げてきたものが、終に瓦解してしまった音を聞いた。
こんな浅ましい顔をフランキーに見せたくはなかった。
こんな顔、こんな声、こんな媚態。
色に狂った女に感化されれば、フランキーにその気がなくとも肉欲が頭を擡げるのは詮無いこと。
触れるフランキーの身体が熱を持ち出しているのが分かる。
力無く顔を横に向けると黒髪がバサリと落ち、ロビンの顔を覆った。


「ロビン…」
フランキーが熱い瞳でロビンを見つめる。
ロビンはフランキーにもう、名前を呼んで欲しくないと思った。
切なげに、欲情を隠そうともせずに、名前を呼ぶのは止めて欲しい。
たったそれだけで、限界まで張り詰めている理性の糸が切れてしまいそうになる。
フランキーがふたりの間に挟まれたままの邪魔なブランケットを剥ぎ、床に放り投げた。


「フランキー…駄目よ、私たち、こ…ん…ッん…」
口を開けばこの期に及んで制止を訴えるロビンの口の中に、フランキーは人指し指を挿し入れた。
同時に身動きもままならないロビンの服の中に手を滑り込ませる。
フランキーの指は長くて、太くて、嫌でも何かを連想させる。


何かを話そうとすればフランキーの指に歯を立ててしまう。
さりとて、口を弛緩させたままでは唾液がはしたなく、流れ出てしまう。
溢れそうになる唾液を飲み下そうとすれば、舌の上に乗せられた太い指を吸い上げる形になった。
フランキーの目にはまるでフェラチオをしているように映っているのかと思うと、恥ずかしくて堪らない。


指に纏わりつく、ロビンの温かく濡れた粘膜の感触と、その表情のせいで、フランキーの手はいささか性急にロビンの肌を這い回り、一気にタンクトップをたくし上げた。
夜気に剥き出しにされた豊満な乳房は、重力に流れることなく、その威厳を男に見せつける。
ロビンが視姦される恥じらいに震える度に、乳房はたゆたゆと揺れ、はねず色のふっくらとした乳首はしゃぶってくれと言わんばかりにフランキーを誘う。


何て見事で綺麗なおっぱいなんだろう。
妄想の中でロビンの胸を散々思い描いてきたフランキーは、今、自分の想像力の貧困さに気付かされた。
息を荒げながら、憧れのロビンの乳房を鷲掴む。
ロビンの身体が落雷でも受けたかのように、びくり、と強張った。
大きなフランキーの手の平に負けないボリューム。
この上ない程に柔らかく、それでいて押し返してくる弾力。
他の女のものでは満足できなかった、ずっと求めていた感触。


それを機にフランキーの愛撫は獣じみたものに変わった。
ぐにぐにと揉み上げると、大きな乳房は面白いくらい思うがままに形を変える。
フランキーは誘われるままに白い丘の色づいた頂きに口をつける。
それは既に程良く硬く立ちあがっていた。
止めるように口にしながらも、彼女が自分のキスと愛撫に感じてくれていた証。
フランキーはロビンの口から指を引き抜くと、両手で彼女の乳房を揉みしだいた。


フランキーは我武者羅に、執拗に、ロビンの乳首を口で嬲る。
舌で唇で歯で、緩急をつけて舐られて、もう片方は濡れた指で擦り上げられ、摘まれて。
じっとりと肌が汗ばみ始める。
ロビンは痺れるような快感に、嬌声が上がらぬよう唇を噛み締め、フランキーの首に腕を回してしまわぬようクッションを握り締めるしか術はなかった。


言葉が届かない。
言葉が出ない。


フランキーの男根はとっくの昔に面を上げて、タイトな海パンに収まり切れなくなっていた。
海パンから、はみ出したそれは臍に張り付いて、先走った透明の汁をその口から垂らしていた。
ビクビクと脈打ち、痛いほどに張り詰めた肉茎が欲望の解放を強く求める。
ようやく訪れた、永いこと縁遠くなっていた快楽に溺れるチャンスに、いきり立っている。


もう待てねェ。
今すぐに、ロビンの膣内に入れたい。
前戯も何もあったもんじゃねェと分かっちゃいるが。
身体が言うこと、聞きゃァしねェ。


フランキーが何の前触れもなく、ロビンの脚を大きく開かせた。
ハッとロビンが顔を上げると、唾液で濡れた乳房の向こうで、フランキーが自分のショーツの隙間から指を挿し入れようとしているのが見えた。
「ふ、フランキー!もう止めて、それ以上は…!」
ロビンの言葉をフランキーは聞き入れず、その長い指は薄い草叢を掻き分けて、蜜でしとどに濡れる割れ目へと突き立てられる。
つぷ、と濡れた音がして、抵抗もなくフランキーの指は呑み込まれた。



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